動脈硬化や糖尿病は、耳たぶや下半身を見ればわかる

動脈硬化や糖尿病は、耳たぶや下半身を見ればわかる?>

高齢者にとって一番気になるのは健康なのですが、特に血管の老化と糖尿病が大問題です。
これら動脈硬化や糖尿病のサインは、耳たぶや下半身に現れるそうです。

1)動脈硬化症: シカゴ大学医学部のウィリアム・J・エリオット博士らが、54〜72歳までの108人を8年間調査したところ、「耳たぶにシワのある人」が心臓発作などの心臓疾患で死亡した件数は、「シワのない人」の3倍になっていたそうです。
熱いものに手指を触れた時には反射的に耳たぶをつかみますが、これは耳たぶを走行している動脈が少ないために冷たいためだそうですが、動脈硬化が進んでくると耳たぶの中を走っている動脈の血流が更に悪くなります。血流が悪くなると耳たぶ内の脂肪は、いち早く栄養不足で萎縮し、シワになるのだそうです。
従ってシワが目立つ人は、将来狭心症心筋梗塞になる可能性が高いと考えられますので、発作が起こる前に予防策を講じる必要があるとされています。

2)糖尿病: 耳たぶには消化酵素のアミラーゼを産生し、すい臓と似たような働きがあります。従って、すい臓から分泌されるインスリン不足で糖尿病が発症すると、すい臓の働きを助けるために耳下腺が腫れてくるのだそうです。
また、糖尿病の人は下肢が細いという特徴がありますが、体内で糖を消費する最大の器官が筋肉で、その70%は下半身に存在します。従って下肢の筋肉が衰え、筋肉細胞内での血糖の消費量が減少すると、糖尿病に罹りやすくなるのだそうです。糖尿病の予防には筋肉、とくに下肢の筋肉運動が重要だとの事です。