不健康な食事で、米国だけで年間40万人が死亡!

<不健康な食事で、米国だけで年間40万人が死亡!>

健康には食べ物が大切なことはわかっていますが、逆に不健康な食生活によって米国では年間40万人以上が心臓病とその関連疾患で死亡しているそうです。

これは、米ワシントン大学のAshkan Afshin氏らが、米国Oregon州Portlandで開かれた2017年度米国心臓協会(AHA)の会合で発表したものです。

研究は米全国健康・栄養調査(NHANES)や国連(UN)の食糧農業機関(FAO)などによる、1990年代までさかのぼる各種調査を通じて収集されたデータを詳しく分析したものです。
 米国では全死者の4人に1人、年間60万人以上が、心臓病が原因で死亡している事が分かっています。
そこで研究チームは、米国の2015年の循環器疾患による死亡に関するデータを調べたところ、食事の選択が男性22万2100人、女性19万3400人の死亡に関与していることが明らかになりました。
その原因として研究者らは、「米国人は、塩分、脂肪、糖分などを多く含む食品を取り過ぎており、その一方で果物、野菜、全粒穀物などは足りていない事」としており、さらに「ナッツ、野菜、全粒穀物、果実などの健康的な食物の摂取不足と塩やトランス脂肪酸などの不健康な食事成分の取りすぎとの組み合わせは、米国での循環器疾患による死亡の主要原因」と指摘しています。
そして、「米国での循環器疾患による死亡の半数近くが、食事の改善によって回避できると考えられ、食習慣を変えることで多くの命が救われる可能性がある」と結論しています。

 日本人も例外ではありません。皆様、ご注意を!