厚労省:がん免疫療法の実態調査

厚労省:がん免疫療法の実態調査>

 がんの治療は、外科治療(手術)、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療の3つで、これらを総称して三大がん治療といわれています。
 この三大がん治療に加えて、近年“第4のがん治療”として注目されているのが、免疫療法です。
実際、アメリカの科学誌「サイエンス」は、このCancer Immunotherapy(がんの免疫療法)を2013年度の医科学のブレークスルー(画期的な進展)に選んだほどです。

 このようにがんの免疫療法は、人間の免疫力を利用する新しい治療方法なのですが、科学的に有効性が確認されていないものもあります。
 そこで厚生労働省は、人間の免疫力を利用するがんの免疫療法について、国の承認を受けていない治療が、全国の拠点病院でどのぐらい行われているかを調査する事になりました。
 厚生労働省は、がん治療を行う医療施設として全国434の病院を拠点病院に指定していますが、これらの病院で国の承認を受けていない免疫療法がどれぐらい行われているか、実態調査を行うという訳です。