<ミッキーマウスのような人なつっこいマウスが誕生>

ミッキーマウスのような人なつっこいマウスが誕生>


皆様の地域は、台風の影響はありましたか?
昨日は、雨の中の選挙で大変でした。

さて、先日、年甲斐もなく東京ディズニーランドに行ってきました。
やはり、ミッキーマウスやミニマウスが大人気で、大勢の人が取り囲んで、楽しそうでした。

ところで野生のマウスはあまり人懐っこいとは思えませんが、野生のマウスを12世代にわたって交配させた結果、人間に積極的に近づいてくる性格になったそうで、更に人なつっこさに関わる遺伝子も見つかったという事です。

これは国立遺伝学研究所の研究グループが、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に先日発表したものです。

・論文タイトル: Selective breeding and selection mapping using a novel wild-derived heterogeneous stock of mice revealed two closely-linked loci for tameness
・著者: Yuki Matsumoto 他
科学誌名: Scientific Reports 7, Article number: 4607 (2017) doi:10.1038/ s41598-017-04869-1

研究では、比較的人間を怖がらない日本やカナダなど世界8カ国の野生のマウスから交配を続け、人になつきやすくなったマウス32匹を選びだしました。
そして更に4年間、12世代にわたって交配を繰り返したそうです。
その結果、人間が手をさしのべただけで積極的に近づいてくるようになったマウスが誕生しました。

次に、こうして作った人なつっこいマウスと、普通のマウスの遺伝子配列を比較したところ、特定の染色体にあるART1とART2という2つの遺伝子領域が、なつっこ易さに関連していることが分かりました。
ちなみに、この領域はほとんどのイヌが持っている遺伝子の領域とほぼ一致しているという事です。
また、この領域には社会性や不安などに関わる神経伝達物質セロトニンの量を調節する遺伝子が含まれており、この遺伝子が懐きやすい性質に関与していると考えられるそうです。

遺伝子操作などで人なつっこい動物を作り出すのはちょっと危惧を感じますが、ヒトも動物も同じ地球の一員、お互い仲良くなるのはよいことかも知れませんね。



皆様の地域は、台風の影響はありましたか?
昨日は、雨の中の選挙で大変でした。

さて、先日、年甲斐もなく東京ディズニーランドに行ってきました。
やはり、ミッキーマウスやミニマウスが大人気で、大勢の人が取り囲んで、楽しそうでした。

ところで野生のマウスはあまり人懐っこいとは思えませんが、野生のマウスを12世代にわたって交配させた結果、人間に積極的に近づいてくる性格になったそうで、更に人なつっこさに関わる遺伝子も見つかったという事です。

これは国立遺伝学研究所の研究グループが、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に先日発表したものです。

・論文タイトル: Selective breeding and selection mapping using a novel wild-derived heterogeneous stock of mice revealed two closely-linked loci for tameness
・著者: Yuki Matsumoto 他
科学誌名: Scientific Reports 7, Article number: 4607 (2017) doi:10.1038/ s41598-017-04869-1

研究では、比較的人間を怖がらない日本やカナダなど世界8カ国の野生のマウスから交配を続け、人になつきやすくなったマウス32匹を選びだしました。
そして更に4年間、12世代にわたって交配を繰り返したそうです。
その結果、人間が手をさしのべただけで積極的に近づいてくるようになったマウスが誕生しました。

次に、こうして作った人なつっこいマウスと、普通のマウスの遺伝子配列を比較したところ、特定の染色体にあるART1とART2という2つの遺伝子領域が、なつっこ易さに関連していることが分かりました。
ちなみに、この領域はほとんどのイヌが持っている遺伝子の領域とほぼ一致しているという事です。
また、この領域には社会性や不安などに関わる神経伝達物質セロトニンの量を調節する遺伝子が含まれており、この遺伝子が懐きやすい性質に関与していると考えられるそうです。

遺伝子操作などで人なつっこい動物を作り出すのはちょっと危惧を感じますが、ヒトも動物も同じ地球の一員、お互い仲良くなるのはよいことかも知れませんね。