ついに、犬を用いたがん検診が山形県で始まる

<ついに、犬を用いたがん検診が山形県で始まる>

数年前から、犬を用いたがんの検査法が新聞等で報道されていましたが、ついに健康診断の際に使用される事になったというニュースです。
山形県金山町は、人の尿のにおいでがんの有無をかぎ分ける「がん探知犬」による検査を、5月中にも始めるとの事です。

今回は、町で行われる健康診断の受診者のうち同意した人を対象とし、日本医科大千葉北総病院が分析を行う事になっています。
勿論、がん探知犬を利用するのは全国の市町村で初めてなのですが、検体となる尿は町立金山診療所が採取し、冷凍して千葉北総病院に送られます。
そして、そこでは探知犬が試験管に入った検体の尿をかぎ、がんに罹患していると判断したときは、振り返って担当者に伝えるように訓練されているとの事です。
また、この探知犬による検査に加え、尿に含まれる臭い物質などを特殊な機器で精密に分析し、約3カ月後にがん陽性か陰性かの結果が得られるそうです。

ちなみに、これまでの結果では早期のがんもほぼ100パーセントかぎ分けられており、受診者に負担を掛けずに早期発見できる検査方法として、実用化が期待されています。
現在は5匹の犬がこの検査にあたるようですが、将来は大勢の臨床検査犬が病院で働くことになるかも・・・。