ゆとりない家庭は、魚や野菜が少なく、カップ麺が多い

<ゆとりない家庭は、魚や野菜が少なく、カップ麺が多い>

 経済的にゆとりがない家庭の子どもは、魚や野菜などを食べる頻度が低く、また菓子やカップ麺などを食べる事が多いとの調査結果が、厚生労働省により発表されました。
 これは、今年8月24日公表された2015年度の「乳幼児栄養調査」の報告内容です。

 全国の6歳までの子ども3871人の親から聞き取り調査をしたもので、家庭の経済状況と、主な食品を子どもが食べる回数の関連などを調べました。
 その結果。経済的に「ゆとりがある」「ややゆとりがある」と回答した家庭の子どもの49.5%が魚を週4日以上食べていたのに対し、「あまりゆとりはない」「全くゆとりはない」とした家庭の子は34.7%にとどまり、15ポイントもの差がありました。
また、大豆・大豆製品、野菜、果物も同様に約4〜12ポイント、ゆとりがない家庭の方が低かったそうです。
 一方、菓子・菓子パン、インスタントラーメン・カップ麺は、ともにゆとりのない家庭の子の方がよく食べており、カップ麺などを食べたことがない子は「ゆとりあり」で24.7%、「ゆとりなし」で15.6%でした。

 カップ麺よりも魚、野菜が健康に良いのは常識ですが・・・。