シニア世代の性生活の満足度は、若い世代よりも高い!

<シニア世代の性生活の満足度は、若い世代よりも高い!>


日本でのセックスレス夫婦の増加について、海外メディアがいろいろと分析しているようです。
英国BBCによると、男性が生身の女性よりもバーチャルな恋愛を好むからだとしているようですが、朝鮮日報は日本の長時間労働や夫婦別室が理由に挙げています。

 そのような傾向はシニア世代に高いのではないのではないかと思っておりましたところ、「性的満足度は年齢とは関係がなく、逆に若い世代よりも高い傾向がある」との事です。
 団塊の世代としては気になるところですので、取り上げてみました。

 この調査は、ノルウェーオスロにあるRikshospitalet-Radiumhospitalet TrustのSophie D Fossa教授らが、オスロ大学、及び米国Bergen大学、ハーバード大学などとともに行ったもので、英国泌尿器科学雑誌 BJU Internationalに報告されたものです。

 調査は、20歳から79歳までの1,185名のノルウェー人男性について、性欲、勃起能力、及び射精能力などを含めたセックスライフに、満足しているかどうかを調べたものです。

 これらの各項目の性的満足度を4段階に分けて統計を取ると、以下のようになりました。

1)性欲:平均値は2.19で、20歳台は2.79、70台では1.54と、年齢とともに低下していた。
2)勃起能:平均値は2.83で、20歳台の3.63から、50歳台になると急激に低下して3.03、70歳台では1.60であった。
3)射精能力:平均値は3.28であり、20歳台の3.85から60歳台で急激に低下して、70歳台の2.32となっていた。
 やはり、これらの性機能の各項目については、年齢が高まるに連れて低下している訳です。

 ところが、これらを総合した性的満足度は、20代の男性は2.79で、続いて50歳台が2.77となっており、30歳台の2.55、及び40歳台の2.72よりも高い満足度である事が分かりました。ちなみに、60歳台では2.46、70歳代では2.14だったそうです。
 即ち、性に関する各項目では、性欲では加齢との一致率は22%程度、勃起能力では33%、また射精能については23%であったのに対し、これらの性生活全体を考えると、その一致率は3%しかなく、加齢に連れて性機能は低下するものの、性生活の満足度では必ずしも、年と関係していない事になります。

 どうです、シニアの世代の方々、元気になりませんか?