O脚の人は膝関節炎になりやすい

<O脚の人は膝関節炎になりやすい>


今年もお正月場所が始まりました。
期待の新人、遠藤の成績が気になります。

 さて、お相撲さんのような人は膝関節炎になりやすい事はよく知られていますが、それ程の体重オーバーでなくとも、肥満傾向のあるO脚やX脚の人は、膝関節炎になる危険率が高いという話題です。

 これは、リウマチ学会誌(Arthritis & Rheumatism.)にボストン大学David T. Felson博士らが報告したものです。

 ご存知のように、O脚やX脚は、膝関節と大腿骨や脛骨との連結部分に不都合があり、腰から足までがすんなりと伸びていない状態です。
 そのために、膝には上体の体重がもろに影響し、変形性膝関節炎を起こしやすいと考えられていました。
 そこでこれを証明するため、394名の変形性関節炎の患者さんについて、O脚やX脚の状態及び体重について調べました。

 その結果、このような人では関節炎になりやすい事が確認され、BMI(body mass index)が2増えると、膝関節炎が悪くなるリスクが8%増加している事がわかりました。
 以上より、O脚気味やX脚気味の人は体重の影響を受けやすくなるため、変形性膝関節炎には特に注意が必要とされています。

 勿論、O脚やX脚でない人も、肥満になると膝関節炎の危険率が高まります。 念のため・・・。