前立腺がん ビタミンD
2011年10月24日 NHK Eテレビ”きょうの健康”は、前立腺がん徹底研究「どう選ぶ?治療法」でした。
50歳以上に多い“前立腺がん”。
初期のころには症状がほとんどなく、見つけにくいというのが特徴です。
早期発見にはかかせないPSA検査や治療の選択方法などが伝えられました。
出演者講師東京慈恵会医科大学教授…頴川晋,キャスター濱中博久,久田直子
さて、この前立腺がんは近年、急増しているがんで、日本では癌死亡者の約3.5%を占めています。
特に、欧米人では発生率が高く、男性のガン死亡者の約20%でトップです。
このような前立腺癌の発生率の差は、食生活の違いにあるとされていますが、日本でも近年の食生活の欧米化によって、近い将来男性癌死亡者の上位となることが危惧されています。
このように、我々中高年者にとって大敵の前立腺癌ですが、、ビタミンDがその治療に有効であることが明らかになったと言うニュースをお送りします。
この報告は、国際医学誌BJU Internationalに、ロンドン・インペリアル・カレッジのJonathan Waxman教授が報告したものです。
研究では、前立腺がんを再発した26名の男性に毎日ビタミンDを摂取してもらいました。
すると、かなりの人で有効性を示し、前立腺癌のマーカーであるPSA(前立腺特異抗原)の値が25-50%まで低下し、中には25%以下にまで減少した人もいました。
そしてこの効果は、36ヶ月間保たれ、また副作用などの問題も発生しなかったそうです。
何故、ビタミンDが前立腺がんに有効であるかについてですが、前立腺がんの発生に関係するテストステロンを分泌するアンドロゲン・レセプターに、ビタミンDが作用するためと考えられています。
勿論、今後更に大規模な臨床研究が必要ですが、非常に希望が持てる成果と期待されています。
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