携帯3社が、電波は安全で悪影響なしと主張。

●携帯3社が、電波は安全で悪影響なしと主張。

　携帯3社（NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル）および三菱化学安全科
学研究所が、携帯電話の生体への影響に関する細胞実験の結果を公表しました。

　それによると、細胞および遺伝子レベルにおいても電波の生体への影響が確
認できず、「携帯電話基地局からの電波の安全性について改めて検証できた」
ということです。

　ご存知のように、携帯電話などの電波が、健康に悪影響をおよぼす可能性が
あるとして、WHO（世界保健機構）や総務省が、電波の安全性に関する研究の
必要性を求めています。
　今回の研究は、その提言に応えるべく、電波の安全性を確認・検証するため
に実施されたものです。

　それによりますと、細胞の増殖、細胞のDNA鎖切断に対する影響、細胞のがん
化作用、遺伝子の働き、ストレス、および細胞死の誘導に対する影響などを調
べた結果、
１）細胞のがん化作用やストレスならびに細胞死の誘導に関連する遺伝子・た
んぱく質への作用についての検討項目においても、電波の影響は確認されなか
った。
２）細胞レベルだけでなく、遺伝子レベルにおいても、通常より強い電波で評
価を行っても、電波の影響は認められなかった。

　としており、これまでに得た結果は「電波が細胞構造や機能（DNAや遺伝子の
働きなど）に影響を与え、がん化するかもしれないという主張を否定する科学
的証拠の1つになるもの」とアピールしています（http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/ ）。

　さて、この携帯電話の安全性は、危険とするもの、あるいは、今回のように
安全とする立場からの意見が交錯しています。

　今や生活必需品となった携帯電話ですので、専門家同士が十分議論し、厚生
労働省などのキチンとした評価を知りたいと願っています。

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