シニアの方は、隠れインフルエンザにご注意を!

<シニアの方は、隠れインフルエンザにご注意を!>

暑い暑いと言っていた今年にも、ついにインフルエンザのシーズンがやってきました。
さて、インフルエンザの典型的な症状は、急に38℃以上の高熱が出て喉や体の節々が痛み、ゾクゾク寒気がするなど、“風邪”に比べてその症状は激しいものです。
ところが、意外なことに軽い症状のインフルエンザも少なくないそうです。

微熱や鼻水が出る程度でも、インフルエンザのウイルス検査をしてみたらインフルエンザ陽性だったという例もよくあります。
同じウイルスに感染しても、体がどう反応するかは人により異なり、若い人や体力のある人は高熱や節々の痛みなどの激しい症状が現れやすいのですが、高齢者や体力のない人では強い症状があまり出てこないことも多いのだそうです。

発熱や痛みなどの症状が出るのは、侵入してきたウイルスから体を守ろうとする、免疫反応による生体防御機構が働いているためです。
つまり、治す力が強い人ほど症状も激しくなる訳なのですが、このところ重い症状が出ないなどと云っている方には要注意です。
例え軽症でも、やはりウイルス感染ですので、周囲の人にうつしてしまう可能性は十分にありますので、ご留意を!