医学的には、納豆は何回かき混ぜるのが良い?

<医学的には、納豆は何回かき混ぜるのが良い?>

先日、あるファミレスに行ったところ、納豆を数百回もかき混ぜている人を見ました。
私も納豆は好きなのですが、あんなにかき混ぜたことがありませんでしたので、早速同じように200回近く混ぜて食べてみたところ、確かに粘り気が強くなり、美味しく感じました。
しかしあまりかき混ぜすぎると、せっかくの栄養分は壊れるかもしれないと思い、調べてみました。
そこで今日は、“医学的には納豆は何回かき混ぜるのが良いか”のお話です。

粘りを出すことは大変意味があるそうです。粘りの本態はポリグルタミン酸ですが、これは胃壁を守ったり、腸管では老廃物の排出を促進する作用があります。
私も今まで20回程度混ぜていたのですが、100回程度混ぜると白っぽくなって断然強い粘り気となり、200回を超えると粘りが泡だったようになって、滑らかな口当たりになります。
更に300回では粘りにうまみが加わりますが、これは500回目ぐらいまでで、その後は納豆の粒がつぶれて口当たりが悪くなるそうです。
また、混ぜる際の順序が大切で、先にタレや醤油、カラシを入れてからかき混ぜてしまうと、ポリグルタミン酸が水分と吸着してしまい、粘りが生まれにくいとの事です。
即ち、かき混ぜた後にタレを入れることで、粘りが増え、口当たりがよくなり、うまみを感じやすくなります。
ところで混ぜる向きは、時計回り、反時計回りどちらでもよいのですが、途中で混ぜる向きを変えないことが大切です。方向を変えると、うまみの成分が壊れるのだそうです。

という事で、今日からは200回をめどに、一生懸命かき混ぜるようにします。