寝ながらのスマホで、若者に斜視急増!

<寝ながらのスマホで、若者に斜視急増!>

 

 若者を中心に「急性内斜視」の患者が増えているそうです。

内斜視とは片方の黒目が内側に向き、物が二重に見えるようになる目の疾病で、スマホの長時間使用による影響が懸念されています。

一方の目が鼻側に寄る「内斜視」のうち、突然発症するものを急性内斜視と呼びますが、全国で3年ほど前から患者が急増しているそうです。

主な症状は物が二重に見える「複視」なのですが、他人に寄り目を指摘されることで、初めて内斜視になっていると気付くケースもあるようです。

この内斜視の発症の引き金とみられるのがスマホの使いすぎで、スマホはパソコンよりも目に近い位置で画面を見るため、長時間凝視すると内直筋が収縮したままになりやすいのだそうです。

患者のほとんどは10~20代で、大人に比べてスマホの連続使用時間が長いためと推測されています。

特に近視の人がなりやすく、近視だとスマホ画面を極端に顔に近づけがちで、寄り目になりやすいと考えられています。

従って、スマホを見るときは画面を目から30センチメートル以上は離し、使用中でも10分に1回程度は3~4メートル離れたところを見るとよいそうです。

特に、ベッドやソファで寝ながらスマホを見ていると、画面に目を近づけがちになるので避ける方が賢明です。

今やスマホは日常生活に欠かせないツールですが、長時間続けて使うのを控えて、目にかかる負担を減らすよう心がけましょう。