死亡率を下げるには、読書、ペットに犬を飼う、そして貧乏ゆすり

<死亡率を下げるには、読書、ペットに犬を飼う、そして貧乏ゆすり>

 

 最近、病気になりやすい人となり難い人の生活習慣を、長期的に比較した研究が増えています。 そこで今日は、そのうち3つの研究結果をご紹介します。

1)読書が健康を改善: 米エール大学が50歳以上の3635人を12年間追跡調査したところ、1日の読書時間が3.5時間以上の人は、読書をしない人に比べ死亡率が20%低いことが分かりました。 本を読むと脳の血流が良くなり記憶中枢が活性化されて、長生きにつながると考えられています。

2)ペットに犬を飼うと死亡率が低下: スウェーデンのウプサラ大学が343万2153人を12年間追跡調査したところ、犬を飼っている単身者は飼っていない人と比較して死亡率が33%低いことが分かりました。犬とのスキンシップで、オキシトシンという“幸せホルモン”が分泌され、ストレスが緩和されて、幸福感が得られます。 また、犬を散歩させることが適度の運動や、他者との社会的なかかわりの増加につながることも、死亡率低下の理由と考えられるそうです。

3)貧乏ゆすりは立派な長寿法: ロンドン大学が1万2778人について調べたところ、1日5~6時間座っていて貧乏ゆすりを頻繁にする人は、ほとんどしない人に比べて死亡リスクが37%低下していることが明らかになりました。足をゆり動かすことで、血行が改善され、血栓を予防して心不全が防がれるのだそうです。

 

これら3つともを取り入れている人は、すごく長生きできそうですね。