外国語をうまく話すには、まずはお酒を飲んでから

<外国語をうまく話すには、まずはお酒を飲んでから>

今年も今日が最後の日です。
今年初めに立てた、「今年こそは!」はうまく達成できたでしょうか7?
私は、英語が少しでもうまくなるようにしたいとの念願を立てていたのですが、思ったほどは進展出来ませんでした。

考えてみると、毎年、もう何年続けているのでしょう・・・。10代や20代のネーティブスピーカーより遥かに長い年月ですが、それにしても一向に話すことが出来ないでいます。
ところが最近、酒に酔うと外国語がうまく話せるという研究が発表されました。確かに、私もそのような経験があります。
そこで今日はその話題を。

これは英リバプール大学とオランダのマーストリヒト大学が行った研究で、英国精神薬理学会が発行する学術誌に論文が掲載されたものです。

研究では、ドイツ語を母国語とし、最近オランダ語の会話と読み書きを学んだマーストリヒト大の学生50人を対象に実施されました。
そして被験者の学生には、アルコール度数5%のビールか、或いはノンアルコール飲料を飲んでから、実験者とオランダ語で会話してもらいました。
なお、飲むビールの量は被験者の体重によって調整され、たとえば70kgの男性には460mlが提供されたそうです。
そして、録音された会話についてオランダ語を母国語とする2人が採点しました。

その結果、ビールを飲んだ人のほうがしらふの人よりも採点が高くなる有意の傾向がみられ、特に発音が向上する事が明らかになりました。
以上の結果から、適度にアルコールを摂取すると、外国語を話す能力が向上すると結論されています。
語学に対する不安が飲酒により軽減したためと考えられそうです。
ちなみに、アルコール摂取量が少ないことが重要で、飲み過ぎてしまうとその効果は失われるとの事ですので、ご留意を・・・。