<女性が車の下敷き:命救った火事場のばか力>

 「火事場のバカ力」と聞けば、親戚であった話を思い出します。
 足が片方しかなかった私のワイフのお祖母ちゃんは、近所で火災が起こった時、とっさに2階から重い荷物を必死に引きずりおろしたそうです。
 お祖母ちゃんが下ろした荷物は、火鉢などガラクタばっかりだったそうですが、幸い家も火災からは免れる事が出来、今では笑い話になっています。
 さてそこで今日は、最近沖縄市であった、火事場のバカ力のお話です。
 
 那覇市松尾の交差点で起きた交通事故で、車両の下敷きになった女性の救出に尽力したとして、那覇市消防局が感謝状を贈ったとの事です。
 感謝状が贈られたのは、事故現場の交差点にあるコザ信金の宮城支店長ら7名で、出かけようとした宮城支店長が事故現場に遭遇しました。
 支店長は人が下敷きになっているのに気付き、店内にいた職員を呼んで車を持ち上げたのだそうです。女性は額の骨を折るけがをしましたが、幸いにも命は助かり、徐々に回復に向かっているという事です。
 支店長によると、「『火事場のばか力』というものを実感した。瞬時に行動できてよかった」と話しているそうです。

 ヒトは本来持っている能力の数%しか使っていないとよく云われますが、「火事場のバカ力」が発揮される場面は本当は良いのか悪いのか、気にはなりますが・・・。