防水スプレー吸引で肺炎や発熱も

<防水スプレー吸引で肺炎や発熱も>

 これからの冬対策に、靴やコートに防水スプレーをかける方も多いと思います。
 とろこがこのような防水スプレーを吸い込み、肺炎や発熱を訴えるケースが目立っているそうです。
 防水スプレーの吸引に関する相談が多数寄せられており、中には入院したケースもあったそうで、日本中毒情報センターが注意を呼びかけています。

 日本中毒情報センターによると、防水スプレーの吸引に関する事故の相談は年20件未満で推移していたが2014年に47件、15年に68件と増えた。昨年も52件あったそうです。  
 吹きかけていた対象は洋服や靴、かばん、アウトドア用品など多岐にわたり、年間を通じて寄せられています。
 また、15年の相談のうち屋内や車内で使った事例が6割を占め、屋外でも風向きが変わって吸い込んだケースが7件あったそうです。

 多くは息苦しさや頭痛、発熱などの症状が出たという事ですが、防水スプレーを使うときは風向きを考えた上で、野外で行う事が大切だとの事です。