あなたの日よけバイザーは本当に紫外線を防いでいますか?
<あなたの日よけバイザーは本当に紫外線を防いでいますか?>
梅雨の真っただ中、という天気が続いています。でも、太陽が出てくると、その日差しの強いこと!
こんな時はやはり、日よけ傘、帽子、紫外線予防用のバイザーは必須です。
実際、シミやそばかす防止に、サンバイザーをつけているご婦人をよく見かけますが、紫外線を防ぐことが出来ない粗悪品がかなり存在する、と云う話題です。
太陽光の紫外線は、シミやそばかすあるいは皮膚がんの原因となるものですが、この紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。
中でもUVAは皮膚細胞のDNAダメージをおこし、皮膚癌の原因になることがわかっています。
転移の早い、危険な皮膚癌はメラノーマといわれるもので、メラニン色素を作り出す皮膚細胞が変異し、あざやほくろがその出発点となります。
それを防ぐには、危険な紫外線を浴びないことが重要で、それにはシャツを着て、日よけサンバイザーを使い、つばの広い帽子をかぶる事が有効とされています。
ところが、環境調査グループ(Environmental Working Group)の研究者のKristan Markey氏によると、本来紫外線を防止するはずのサンバイザー製品の中には、効果がないものもかなりあるようです。
この環境調査グループが、市販されているバイザー製品について調べたところ、かなりのサンバイザーは紫外線をカットするフィルターの役割がなく、日よけ防止に有効であるとのうたい文句にはあまり期待出来ないことが明らかになりました。
ご存知のように、日焼け止めローションなどの有効性評価には、SPF(sun protection factor)が用いられています。
ラベルにSPF30とかSPF50とか書かれているのを見て、自分にあった日焼け止めローションを購入しますよね。
しかし、サンバイザーには、その様な有効性が明示されている例はほとんどありません。
そのため今後は、米国医薬品食品局FDAが、それぞれのサンバイザーはどの程度の効力があるかをラベルに4段階に表示させ、それをもとに発売の許可を出すことになるそうです。
日本の厚生労働省の動きはよくわかりませんが、評価がきちんとされているサンバイザーをお買い求めください。