新たな太陽系惑星を発見か?

<新たな太陽系惑星を発見か?>


 今日の朝、「太陽系の最外縁部に未知の巨大惑星があるかも知れない」というニュースがありました。
 米カリフォルニア工科大学の研究チームが発表したものですが、「プラネット・ナイン(Planet Nine)」の通称で呼ばれているこの天体は、地球の約10倍、冥王星の約5000倍の質量を持ち、「太陽系外縁部の異様な、非常に細長い軌道」を巡っているのだそうです。 
 この新惑星が太陽の周りの公転軌道を完全に1周するのには1万〜2万年かかるそうで、一周するのに人類誕生(ホモサピエンス)から現代までかかる計算になります。

 そういえば以前、冥王星が第9番目の惑星から「矮(わい)惑星」に降格してショックを受けた事がありましたが、これが事実ならば冥王星の代わりにこの惑星が9番目に再登場することになります。

 ところで、「冥王星にする」という言葉を覚えていらっしゃいますか?
米国方言学会が2006年の言葉大賞に選んだものですが、冥王星が9番目の惑星から降格したために、「評価を下げる」という意味の動詞として「プルート(pluto冥王星にする)」が流行しました。
 そしてその時に流行しはじめた「メタボリックシンドロームをプルートにする」(メタボを流行らせない)というメタボ予防の標語も使われたそうです。
 ひょっとして今年の大賞には、プラネット・ナインが「評価を戻す」の意味に使われるかも知れませんね。
 そして、「アンチエージングのプラネット・ナイン」・・・。