緑茶で痴呆を予防

<緑茶で痴呆を予防>

最近、緑茶が外国人の間で人気だそうです。

日本を感じさせる独特の風味と、健康によい事がよく知られるようになってきたためとのことです。
特に、茶所で有名な静岡県中川根町では胃がんの発生率が低いことがわかって以来、注目を集めており、その後の研究でも、抗酸化作用、抗変異原作用、血圧上昇抑制作用、コレステロール値上昇抑制作用、血糖値降下作用、抗菌作用が解明されています。

そこで今回は、緑茶は認知障害(痴呆症)にも有効だと言う話題です。

これは、東北大大学院医学系研究科の栗山進一講師らの調査でわかったものです。

研究は、仙台市在住の70〜96歳の男女約1、000人を対象に行われたもので、緑茶を飲む頻度などの食生活と、記憶力や図形を描く力などの認知機能についてのテストを行いました。
その結果、緑茶を1日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べて、認知障害になっている割合が半分以下である事がわかりました。
また、緑茶を1日2〜3杯飲む人と、4杯以上飲む人の間では差は見られないことから、1日2杯程度で効果が出る可能性があるそうです。

記憶力が衰えるなどの認知障害は、脳の神経細胞活性酸素などで障害を受ける事が原因のひとつとされています。
今までの研究でも、緑茶に含まれるカテキンには、活性酸素の働きを抑えたり、神経細胞が傷つくのを防いだりする働きのあることは明らかになっています。

しかし、いずれも動物実験などでの研究結果だったのですが、ヒトを対象に効果が裏付けられたのは初めてだそうです。

私も緑茶が大好きで、毎日少なくとも3杯は飲んでいますので、痴呆にならなくて済むかも・・・。