長時間座り続けると、がんの発症リスクが高まる

<長時間座り続けると、がんの発症リスクが高まる>


毎日長時間座り続けると、がんを発症するリスクが高まる可能性があることが分かりました。

これは、米国立がん研究所(NCI)の学術機関誌に掲載された研究結果です(CNN 2014.06.18)。

研究では、400万人以上の被験者と6万8936人のがん患者さんを含む43件の既存の研究データを再分析し、座っている時間と特定の種類のがんの発症率との関連性を調べました。

その結果、1日に座っている時間が2時間増えると、大腸がんのリスクが8%、子宮内膜がんのリスクが10%、肺がんの6%高まる事がわかりました。

その一方で、乳がんや直腸がん、卵巣がん前立腺がん、非ホジキンリンパ腫に関しては、このような関連性は見られなかったそうです。


勿論、この研究で座っている時間と一部のがんの発症率の間に関連性がある事は分かった訳ですが、因果関係自体が証明されたわけではありません。

しかし、立った状態で仕事をしたり、散歩するなど、座っている時間を短くするのがよさそうとの事です。