あのスピルバーグ氏も学習障害を経験

<あのスピルバーグ氏も学習障害を経験>



 ジュラシック・パークインディ・ジョーンズなど、数々の夢に満ちた映画を作ってきた、あのスティーブン・スピルバーグ氏も、学生時代には学習障害で悩んでいたそうです。 
 それが原因で子ども時代にはいじめられ、「学校へ行くのが大嫌いだったが、映画づくりを通して救われた」との事です。


 スピルバーグ氏が経験した障害は、読み書きが困難になる「ディスレクシア」と呼ばれる障害で、小学生の時は読み書きのレベルが同級生より2年遅れ、「3年生のころは、クラスの前で読むことを求められるのがいやで、とにかく学校へ行きたくなかった」「先生も心配してくれたが、学習障害についての知識もない時代で、十分に勉強していないと思われた」と打ち明けています。
今でも、本や脚本を読むのに、多くの人の倍近く時間がかかるということです。


 また、この学習障害がきっかけでからかわれ、いじめられたことも明らかにしています。

「中学時代が一番つらかった。他人の立場から自分を見ることがまだできない子どもは本当にきつく、嫌なことをする。今は理解できるし、恨みもないが、大変だった」と話しています。

それでも、「自分が被害者と思ったことは一度もない。映画づくりが、負わなくていい重みから私を救ってくれた」とも述べ、10代初めから撮り始めた8ミリ映画が支えになったと告白しています。


あの夢いっぱいの、スピルバーグ氏でしか描けなかった素晴らしい映画は、つらい学習障害を克服して初めて出来るものかもしれませんね。