頻繁にセックス 精子の質

＜頻繁にセックスすると、質の良い精子が出来る＞

　毎日セックスすると精子の質が高まり、妊娠するチャンスが高まるというニュースです。

　妊娠に恵まれない男性について調べた所、毎日射精すると精子のDNAダメージが改善することが分かりました。

　これはオーストラリアの研究者が発表したもので、妊娠を望むカップルに対しては、2-3日おきにセックスをすることをアドバイスしています。

　今の所、前段階的な研究報告なのですが、その内容は衝撃的で、専門家の間でも評判になっています。

　シドニーIVF（体外受精研究施設）のDavid Greening博士が、2009年度ヨーロッパ生殖発生学学会のミーティングで発表したものです。

　研究では、118名の男性について、射精の頻度と精子の質について調べました。

　すると80％の男性では、頻繁に射精することにより、7日間の間に精子のDNAダメージが12％も低下することが明らかになりました。
　そして、精子の動きも非常に活動的になったとのことです。

　ただし、精子数そのものは、1億8千万個から7千万個に低下していたそうですが、それでもこの量は生殖に充分な量です。

　この研究者によると、体温の高い精巣中に長い間精子が溜まっていることにより、酸化ストレスを受けやすくなり、DNAダメージが蓄積するためとしています。

　本当は、毎日の射精が望ましいのだそうですが、射精の頻度が高すぎると、精子の数が減ってしまいますので、2-3日おきのセックスが最適と述べています。

　ところで、セックス中での射精までの時間が長すぎると、やはり精子の質や数が低下するとのことですので、ご留意を。

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