カレー粉の成分が、がん細胞を死滅させる

<カレー粉の成分が、がん細胞を死滅させる>


カレーライスは私の大好物です。カレーうどんにも、ハマっています。
さて、今回このカレー粉に含まれる黄色色素であるターメリックが、がん細胞を死滅させることが明らかになったと云うニュースです。

この成分は、クルクミンといわれるもので、昔からヒーリングの効果があると考えられていました。
現在も、関節炎や痴呆などの治療に使えるのではないかと、多くの研究室で研究が行われています。

今回の報告は、Corkがん研究センターのSharon McKenna博士らが、英国がん研究専門誌British Journal of Cancer(2009, Oct. Issue)に報告したものです。

それによりますと、このクルクミン成分が実験室で培養した食道がん細胞を、24時間以内に死滅させたと述べられています。
クルクミンを食道がん細胞に添加すると、がん細胞に細胞死を起こさせ、そして細胞は自己分解するのだそうです。

関係者によると、このクルクミンを用いた方法が、将来の食道がんに対する新しい療法につながるものと期待されている、ということです。

ちなみに、食道がんは60歳代の男性に好発し、1970年以降年々増え続けているがんです。
これまで、喫煙や飲酒と食道がんとの関連が指摘されており、更に最近の研究によると、熱い飲料を飲むと喉の組織を損傷し、発がんのリスク要因となる可能性も示されています。

また、野菜や果物を多く食べる男性は、食道がんになるリスクが低いことが、厚生労働省の調査結果で明らかとなっています。


以上を総合的に考えますと、"食道がんを予防するには、禁煙禁酒で、あまり熱くない飲み物を飲み、そして野菜や果物を多く摂り、カレーライスを食べるの
がよい"と云う事になりますね。


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