抗うつ剤に重大な副作用
<抗うつ剤に重大な副作用>
広く使われている抗うつ剤「パキシル(販売元:グラクソ・スミスクライン)」を服用した妊婦から生まれた新生児に、先天異常を含む様々な副作用が発生しているとのニュースです。
これは、民間医薬品監視団体「薬害オンブズパースン会議」が報告したもので、この8年間で約30件の副作用報告があったそうです。
パキシルは00年11月に国内で発売されたもので、07年の売上高は抗うつ剤でトップの約500億円もの売り上げがあったヒット製品です。
ところが、国に寄せられた副作用報告として、新生児の心臓の一部が欠損する先天異常が7件、生まれた直後にけいれんや呼吸困難などを起こす「新生児薬物離脱症候群」が21件含まれていることがわかりました。
中には、流産や子宮内胎児死亡の報告もあったそうです。
通常の抗うつ剤では、先天異常の報告はなく、離脱症候群も同期間で数件と云うことで、このパキシルの副作用の割合が際立っています。
パキシルを使用している人で、何か異常を感じられましたら、すぐに担当の医師や薬剤師にご連絡を。
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