緑茶は、大腸ポリープの発生を抑える。
<緑茶は、大腸ポリープの発生を抑える。>
あなたはコーヒー派ですか、それとも緑茶派?
コーヒーの成分がガンを抑制すると言う研究が最近報告されましたが、それに負けじと、緑茶成分にも大腸がんの元となる大腸ポリープを抑える効果があると言う報告です。
緑茶成分のカテキンを飲み続けると大腸ポリープの再発が抑えられることを、岐阜大医学部森脇久隆教授らが報告しました(2008年度10月28日、日本癌学会)。
臨床試験は、岐阜大病院などの4病院が参加したもので、大腸ポリープを内視鏡で切除した125人のうち60人に、緑茶錠剤3錠(計1.5グラム、6杯分)を毎日飲んでもらい、飲まない65人と、1年後のポリープ再発率を比較しました。
この結果、再発率は、緑茶錠剤を飲まなかった人では31%だったのに対し、錠剤を飲み続けた人では15%と明らかに低くなっていました。
また、再発したポリープのサイズも、錠剤を飲んだ人で小さかったということです。
以前にも、緑茶を多く飲む人では、大腸がんの発生が低くなることが報告されていましたが、緑茶サプリメントでも同様に、大腸がんの元となるポリープの再発が抑制されることが明らかになった訳です。
即ち、お茶をガブガブ飲まなくても、カテキン入りのサプリメントを飲めば、ガンの発生が予防できることになりますね。
しかし、緑茶には精神的な安定感を与えるテアニンなど様々な成分が含まれていることがわかっています。
この報告のようにカテキンサプリメントの摂取は有用と思われますが、当面、私は緑茶ガブガブ派で行きます。
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