食事内容によって、生まれる子供が男か女か決まる。

<食事内容によって、生まれる子供が男か女か決まる。>


妊娠したら、自分の子供が男か女か、とても気になりますね。
昔だと家を継ぐために男の子が望まれていましたが、今では老後の面倒を考えると女の子がよいとか、いろんな考えが交錯します。

さて今回、妊娠時の際に摂る食事により、生まれてくる子供の性別が決まるという、驚くべき研究結果が報告されました。

それによると、健全な食欲、バナナなどのカリウムを多く含む食べ物、朝食を抜かない事などが、男の子が出来る比率を高めるのだそうです。

これは、英国Exeter大学のFiona Mathews氏が、英国医学誌Proceedings of the Royal Society B(2008, April 23)に報告したものです。

研究は、英国在住の初妊娠の妊婦700名を対象としたもので、妊娠前後の食生活について聞き取り調査しました。

その結果、妊娠前に、正常な健康範囲内で十分な高カロリー食を摂っている人は、56%が男子を出産していたそうです。
一方、その際のカロリー摂取が低い場合では、45%でした。

また、朝食に少なくとも1杯以上の穀物シリアルを摂っている人では、週に1回以下しかシリアルを摂らない人に比べて、男子を出産する確率が87%以上も高いことがわかりました。
ちなみに、シリアルは英国での典型的な朝食であり、シリアルを摂らない人は朝食を抜いていることを示しているのだそうです。

そして、男子を出産した人の摂取カロリーは1日平均400カロリー多い事もわかりました。
男の胎児細胞は、糖分の少ない培養液中では死滅しやすいのだそうで、食事を抜いたりすると、血糖値が低下するので、その影響ではないかとされています。

また、女児を出産した人に比べて、男子を出産した人では1日平均300mg多くカリウムを摂っていることも明らかになりました。

このことから、「バナナを多く食べる人は男の子を産む」という、イギリスでの昔からの言い伝えが本当だとされています。


だからといって、女児を欲しい人が食べる量を減らしたり、男の子を欲しい人はガツガツ食べろと言うことではありません。

体重過多や栄養不良になると妊娠が出来なくなり、また出産が困難になる場合があります。
また今回の結果だけでは、本当に食べ物が男女の産み分けに影響するのか、単なる結果ではないのか、或いは他の因子が影響していないか、などははっきりしていませんのでご留意を。


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