癌の苦しみを文字で表現すると、ストレスが解消する。

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<癌の苦しみを文字で表現すると、ストレスが解消する。>


最近、ブログなどで自分の生活をインターネット上で発表することが盛んにな
ってきました。
ご覧いただいている、私の”最新情報”もその範疇に入ります。

そこで今日は、自分の日記や思いを書き留めて置くだけでなく、外に向かって
大声で叫んだ方がよさそうと云う話題です。

単に職場や家庭などでの鬱積を晴らすだけでなく、健康上や病気の治療にもよ
いようです。

最近の研究によると、患者さんが自分の疾病への恐怖などを書きだすことによ
り、QOLが改善する事が明らかになったと云うことです。

これは、Lombardiセンターの芸術・人間プログラムの一環としてNancy Morgan
女史が癌学会誌The Oncologist (2008, March Issue)に報告したものです。

研究は、ワシントンDCがんセンター病院に入院している白血病やリンパ腫の患
者さんを対象にして行われたもので、癌がどのように自分を変化させたか、そ
してその変化を自分はどのように感じているかなどを、20分間にわたって書き
出してもらいました。

そして2週間後に再び同様のことを書いてもらい、心理的な変化などを調べまし
た。

すると、49%の人がこのようなライティングによって自分の病気に対する考えが
変わり、また38%の人が積極性が増し、自分を取り巻く環境が改善しつつあると
感じていることが分かりました。

即ち、約半数の人が自分の病気に対する考えがプラス方向へ向くようになり、
特に若い人にその効果が高かったそうです。

これらの結果から、このようなライティング手法は心理的によい効果をもたらし、
QOLが改善する非常に効果のある療法であると結論しています。


ところで、「余命1ヶ月の花嫁 」(TBS「イブニング5」 (著))をお読みになられ
ましたか?

 「みなさんに明日が来ることは奇跡です。それを知っているだけで日常は幸せ
  なことだらけであふれています」
 「生きてるのって奇跡だよね。いろんな人に支えられて生きてるんだよね。私
  これで元気になれたらすごい人間になれると思う」

乳がんと闘い、24歳で亡くなった千恵さんからのメッセージですが、読んでいて
涙が止まりませんでした。


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