魚を食べると、心筋梗塞の発症率が激減
● 魚を食べると、心筋梗塞の発症率が激減
心筋梗塞は心臓の筋肉(心筋)に、十分な血液が送られなくなって心筋が死
んでしまう病気です。症状は突然胸の中央に焼けるような強烈な痛みで始まり、
呼吸困難・めまい・吐き気・冷や汗などの症状をともなうこともあります。
この心筋梗塞は心臓の冠動脈管に動脈硬化が起こり、血管が塞がれた状態と
なって血液が流れなくなり、心筋が働けなくなって起こる訳で、依然死亡率の
高い疾患です。
ところがありがたい事に、魚を週に8食食べる人は、1食しか食べない人と
比べ、心筋梗塞を発症する危険度が60%近くも低いことが分かりましたので、
お知らせします。
これは厚生労働省研究班の大規模調査により分かったもので、岩手、秋田、
長野、沖縄県内に住む40〜59歳の男女約4万人を対象に、1990年から
約11年間追跡調査して明らかになりました。
研究では、魚の摂取量に応じて5グループに分けて、心筋梗塞の発症率を比
較しました。その結果、摂取量が週1食(1日当たり20グラム)程度の人た
ちに比べ、週5食(同110グラム)程度食べるグループは30%、週8食
(同180グラム)程度では57%も発症リスクが低くなっていたそうです。
ご存知のように、アジ、イワシ、サンマ、サバなど脂肪の多い青魚には、
EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの脂肪
酸が多く含まれ、食べた人の血管を詰まりにくくする効果がある事が分かって
います。
是非皆様これらの魚類を多くお摂りになり、心筋梗塞などのリスクを出来る
だけ下げるような食生活を送られますよう。
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