植物エストロゲンを多く食べると、肺がんリスクが減少する。
●植物エストロゲンを多く食べると、肺がんリスクが減少する。
大豆などに多く含まれているイソフラボンやリグナンなどの植物エストロゲ
ンは、健康にと良い事はいろいろと知られています。
今回更に、植物エストロゲンの摂取量が多い人では、肺がんのリスクが少な
いという話題です。
これは、米テキサス大学のMatthew B. Schabath氏らが、約3400人を対象に
行った研究で明らかになったもので、全米医学会誌Journal of American Medical
Association誌(JAMA, 2005, Sep, 28 ; 論文タイトル:Dietary Phytoestrogens
and Lung Cancer Risk)に報告したものです。
研究では1995〜2003年にわたって、肺がん患者1674人と対照群1735人につい
て、植物エストロゲンの摂取量、ホルモン療法の有無などについて調査を行い
ました。
その結果、植物エストロゲンの摂取量が多いグループでは、肺がんに罹るリ
スクが32%も低い事が分かりました。
リグナンの摂取については肺がんのリスクは約28%減少しており、また総フ
ィトステロール摂取では、肺がん発症リスクは約21%減少していたそうです。
また、この植物エストロゲン摂取による肺がんリスクの低下は、タバコを吸
う人でもその傾向がみられたそうです。
植物エストロゲンは女性の更年期障害を抑えるとして人気のサプリメントで
すが、男女に限らずいろいろと効果があるようですので、積極的に摂取なさっ
ては如何でしょうか?
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