夫婦の半数がセックスレス

●夫婦の半数がセックスレス


 最近、夫婦間のセックスレスがよく話題となっています。生活の疲れとか、
セックスが面倒に感ずるからだとかいろいろと原因が取りざたされていますが、
はっきりしないようです。ただ、特に愛情が薄れてきたというわけでないよう
ですので、表立った問題にはなっていないようですが・・・。

 さて今回、ED治療薬のバイアグラを発売しているバイエル薬品が、日本人夫
婦のセックスレス度を調査し、その結果を発表しましたので、そのニュースを
お送りします。

 それによりますと、日本人夫婦の約半数は「自分たちはセックスレスである」
と認識しており、その比率に世代差はないことが明らかになったそうです。

 これはバイエル薬品が、2006年6月に全国の30〜69歳の既婚男女約800人に対
し、14項目の質問について、インターネットで聴き取り調査を行った結果をま
とめたものです。

 その結果、「自分たちはセックスレスだと思うか」との質問には、22.8%が
「思う」とし、26.0%が「まあまあ思う」と回答し、併せて約半数を占めてい
ました。また、その比率は各年代でほぼ同じ傾向だったそうです。

 「配偶者とどのくらいの頻度でセックスしますか」との問いには、「1年以
上していない」が33.9%、「1年に1度」が3.4%、「半年に一度」10.2%、
「3カ月に一度」10.2%、「1カ月に一度」15.6%、「2週間に一度」12.8%、
「1週間に一度」10.1%、「3日に一度」3.4%、「毎日」が0.5%と回答して
いました。
 その内訳は、セックスをする人としない人が二極化する傾向にあり、「1年
以上していない」夫婦が全体の三分の一を占めることや、年間平均セックス回
数は17回であることなどが明らかになりました。

 このようにセックスレスを自認する夫婦が多いにも拘らず、「配偶者との関
係が円滑になるから」「配偶者への愛情表現だから」などの理由で、男性で7
割、女性で5割が配偶者とのセックスは大切だと考えていました。

 しかし、性生活について配偶者と話し合うことは、28.9%が「全くない」、
44.8%が「あまりない」と回答しており、性生活の不満や悩みを話し合うこと
にためらいを感じていることが分かったということです。

 また、セックスレスの原因としては、「面倒くさいから」33.1%、「家族構
成の変化(子供ができたなど)」26.9%、「忙しくて時間がないから」19.2%、
「マンネリ化したから」18.7%などの回答のほか、「男性の勃起が不十分だか
ら」(10.9%)との回答もあったそうです。

 EDについてさらに調べたところ、セックスレスと感じている夫婦の1/4が、
自分又はパートナーが「EDと医師から診断された」「医師からの診断は受け
ていないがEDだと思う」「EDかもしれない」という意識を持っていました
が、肝心のED治療には積極的でない傾向が認められたという事です。

 そして、ED治療をおこなうには「様々な媒体からEDの情報が入りやすく
なること」「配偶者が自分の心理を思いやって接してくれること」「専門医の
アドバイスがあること」「配偶者がED疾患に対して正しい理解をしてくれる
こと」などの回答があったそうです。

 家庭円満には、セックスは必要です。この機会に、ご家庭で真剣に話されて
みては如何でしょうか?


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