パートナーとの性交は、自慰よりも、ずーっと満足感が高い。
●パートナーとの性交は、自慰よりも、ずーっと満足感が高い。
性交でのオーガスムでは高い満足感が得られますが、その理由は幸福ホルモ
ンといわれるホルモンのお陰です。
男女ともに、オーガスムの後にはプロラクチンといわれるホルモンが血液中
に放出されます。
このホルモンは、性欲が起きる際に出るホルモンのドパミンの効果を打ち消
し、満足感を与えるとされています。
さて、特に男性の場合は、オーガスムの後には回復時間が必要です。また、
オーガスムを伴う性行為では、マスターベーションよりも高い満足が得られま
すね。
最近の研究によると、この2つには密接な関係があり、それはホルモンのおか
げという事です。
この報告は、英国Paisley大学のStuart Brody氏等が、生物心理学誌Biological
Psychology(2006,vol 71, p 312)に報告したものです。
研究では、男女のボランティアに、マスターベーションや異性との性交の前
に、エロチックなビデオを見て貰い、同時に血液中のプロラクチンの量を測定
しました。
その結果驚く事に、パートナーとの性交の後のオーガスムの際には、マスタ
ーベーションの際で放出されるプロラクチンの量の400%も多く分泌される事が
分かりました。
この結果から、パートナーとの性交で得られるオーガスムが、マスターベー
ションよりも満足度が高いのは、プロラクチンの量の差によるとしています。
また、ED(勃起不全障害)の人は、プロラクチンの血液中のレベルが高いこ
とが知られていますが、セックスの後に男性が“回復時間”が必要なのは、こ
のプロラクチンのせいだと考えれられるそうです。
プロラクチンの分泌は幸福感をもたらすわけですが、プロラクチンの量が多
ければ、特にセックスをしなくても満足感が得られるのでしょうかね?
それではちょっと寂しい気もしますが・・・。
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