日本、医師数は63位なのに、今年も長寿世界一!


● 日本、医師数は63位なのに、今年も長寿世界一!

 世界保健機関(WHO)が発表した2006年版の世界保健報告によりますと、
04年時点の日本人の平均寿命は昨年と同じ82歳で、世界一を維持していたそう
です。

 性別でみると、日本女性の86歳はダントツで最長寿を記録しました。
 また、男性の場合は79歳で、サンマリノアイスランドが並び、最長寿国を
維持していました。

 ちなみに、平均寿命が80歳以上の国はWHO加盟192カ国のうち16カ国で、
前年比2カ国増えていたそうです。

 また、60歳以上の高齢者が人口に占める割合(高齢者比率)も日本は25.6%
で、首位でした。

 一方、平均寿命が最も短い国はジンバブエの36歳で、「人生50年」に満たな
い27カ国はアフガニスタン以外すべてアフリカで、エイズ蔓延が大問題となっ
ている地域です。
 
 医療スタッフの員数・配置問題では、エイズの感染拡大が続くマラウイやタ
ンザニアで、人口1000人当たりの医師数が0・02人と、アフリカ諸国で
スタッフ不足が極めて深刻になっています。

 日本は1000人当たりの医師数は1・98人と、192か国中、63位の
中位水準にとどまっており、1位サンマリノの47・35人には遠く及ばず、
OECD加盟国の中では最低クラスだったそうです。

 同様に看護師数は27位、歯科医師数は同28位と、世界のトップ水準には
達していないとのことです。

 さて、この医療スタッフが充実していないのに、長寿ではダントツで世界一
位というのはどういう理由によるのでしょうか?
 食べ物、あるいは衛生状態? 気になります。


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