テレビを長時間見る子どもは、言葉の発達が遅れる

●テレビを長時間見る子どもは、言葉の発達が遅れる

 テレビやビデオを長時間見ている子供は、そうでない子供に比べ、言葉の発
達が遅れる割合が高い事がわかりました。
 日本小児科学会の調査で分かったもので、2歳以下の子供にテレビを長時間
見せないよう呼びかける提言をまとめて、4月に公表するそうです。

 この調査は、昨年小児科学会が東京都や岡山県など3地域でおこなったもの
で、1歳半児童の親、計1,900人にアンケート調査したものです。

 その結果、テレビを見る時間が、「子供が4時間未満、家族が8時間未満」
という最も短いグループでは、子供に言葉の発達の遅れがあったのは約15%だ
ったそうです。
 これに対し、「子供が4時間以上で、家族が8時間未満」では約18%、「子
供が4時間未満で、家族が8時間以上」が約23%、「子供が4時間以上で、家
族が8時間以上」が約30%となりました。
 最も視聴時間が長いグループは、最も短いグループに比べると言葉の遅れが
2倍にもなっている事を示しています。

 このため、「乳幼児にテレビ・ビデオを長時間見せるのは危険」とし、
  ・ 2歳以下の子供には、番組内容にかかわらず長時間見せない
  ・ 授乳や食事の間はテレビを消す
  ・ 子供の部屋にはテレビ・ビデオを置かない
 などの提言を行う事になりました。

 専門家は、「特に、2歳以下の子供に一方通行の情報を与えると、コミュニ
ケーションを取る手段である言葉を必要としなくなってしまう。赤ちゃんは親
の言葉をまねたり、親とのコミュニケーションが楽しいと体感しながら発達し
ていくことが重要だ」と強調しています。

 小さい子供をお持ちの方は、ご注意ください。

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