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● 母乳は乳幼児の喘息を予防する

　誕生直後の4ヶ月間に母乳で育った乳児は、その後の4歳になるまでの間に喘
息に罹患する危険率が減少している事がわかったというニュースです。

　スエーデンの研究者らが明らかにしたもので、「アレルギーと医療免疫学誌」
（the Journal of Allergy and Clinical Immunology）の10月号に掲載され
ているものです。

　研究では、4,089名の乳児のデータを解析し、生後の成長とアレルギー疾患の
割合を調べました。

　その結果、誕生直後の4ヶ月間母乳で育った乳児は、成長して4歳になる間に
喘息に罹患する率は6.4%だったそうです。

　一方、4ヶ月以下しか母乳を飲まなかった乳児での罹患率9.1%と高く、母乳
で育った子供では喘息になる率が有意に低い事がわかりました。

　またこの効果は、喘息やアレルギー体質を持たない両親の子供の場合、最も
高かったそうです。
　更に、生後4ヶ月以後にも母乳を飲んで育った子供では、やはり喘息の予防効
果が見られたということです。

　乳児に対する母乳の効果については以前からいろいろな研究があり、例えば
腸内に定着する細菌の集団を善玉菌優勢にしたり、或いはウイルスによる感染
を予防する効果などが知られています。
　また、急性白血病からも守る効果が期待できるとの報告もあります(Journal
of National Cancer Institute 91:1765-1772)。

　このように、母乳は母親の子供に対する想いが凝集しているものですので、
是非ともお母さん自らの母乳で子育てをなさってください。

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　「人生の一切は、健康であろうと運命であろうと、肉体も、心も、
　　また環境も、すべてが人の心によって創られているものである」　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（中村天風「運命を拓く」講談社）

　以前は、中村天風師の本を読んでも、もうひとつピンと来なかったのですが、
最近になってようやく、少しずつ分かるような気がしてきました。

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