ガソリンスタンドの近くに住む子供は、癌になる危険度が高い

●ガソリンスタンドの近くに住む子供は、癌になる危険度が高い

　煙草の間接喫煙など、環境と疾病との関係が明らかになってきましたが、
今回ガソリンスタンドの近くに住む子供は白血病になりやすいという、ショッ
キングな話題をお送りします。

　この報告は、フランスの科学者等が、職業及び環境医学誌（Occupational
and Environmental Medicine journal, August/2004）に発表したものです。

　500人以上の乳児について、住んでいる場所と白血病の発生率について調べた
ところ、ガソリンスタンドや自動車修理工場の近くに家のある子供では、白血
病になる確率が4倍も高いことがわかりました。

　また、その様な場所に住む期間が長ければ長いほど、危険率が高くなってい
たということです。

　更に、急性の骨髄性白血病（acute non-lymphoblastic leukemia）になる
危険率も高く、ガソリンスタンドや自動車工場などの近くに住む子供では、7倍
にもなっていました。

　子供が白血病になる頻度は、10万人あたり4名程度だそうですが、発生頻度は
先進国に多いとされています。
　しかし、どのような環境因子が子供の癌発生に関係しているかは、ほとんど
わかっていませんでした。
　大人の場合、ベンゼン等の有機溶媒を取り扱う塗装業などの人は、白血病に
なりやすいという程度にしかわかっていなかったのです。

　我々の生活には、自動車やガソリンスタンドは欠かせないものとなっていま
す。
　今回の調査は小規模なものですが、今後更に大規模な調査を行い、その因果
関係をキチンと調べて欲しいものです。

　現時点では、過剰な心配は要らないと思いますが、気になる報告ですね。

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　アテネオリンピックでの日本人の活躍に続いて、アメリカでイチロー選手が、
大活躍です。
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「ゲームに出るということは、何かにチャレンジしているという事」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（イチロー）

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